ギャンブル依存症
いろいろな依存症がありますが、共通することは本人の意思だけでは解決出来ないということです。特にギャンブル依存症やアルコール依存症は、本人だけではなく家族も巻き込み家族崩壊となり得る危険があります。
ギャンブルに依存とは
今回はギャンブル依存症についてお話しようと思います。身近なギャンブルと言えば、パチンコやパチスロです。ギャンブル依存症やアルコール依存症などになってしまうのは、それぞれ理由がありきっかけがあります。
私の父はギャンブル依存症で、パチンコが大好きでした。
何かを決めなくてはいけないときや大事な用事があるときは、いつもパチンコに逃げていました。パチンコをしているときは、一瞬嫌なことを忘れられるのでしょう。
生活に必要なお金や家族のお金にも平気で使ってしまいます。約束をしていても、その時自分が行きたくない嫌だと思うとパチンコに逃げてしまいます。そのため、周りの人たちからは信頼がなくなり馬鹿にされるようになりました。気は小さいのですが、プライドだけは高く謝ることは大嫌いでした。
ギャンブル依存症になってしまう心
ギャンブル依存症になるきっかけは、何でしょうか。
ギャンブル依存症の人は、子供の頃の家族関係や家庭環境が影響している場合もあります。父のの場合は、祖父と祖母の育て方の違いです。父は生まれた時は病弱で、長く生きられないと思われていたようです。
そんな父を祖母は大変可愛がり甘やかして育てました。他の兄弟と差が出るくらいにです。祖父は反対に他の兄弟と同じように育てたかったようです。甘やかしている祖母と他の兄弟と同じように育てたい祖父、父はダブルスタンダードの中で育ちました。
何をしても祖母が庇ってくれると父は学習したのです。大人になってからも祖母の接し方は変わらず、家族に迷惑を掛けても父は平気でした。
自分に不利なことは、噓をつくようになりました。祖母は父の噓も疑うことなく信じていました。もしかしたら噓だと分かっていても信じたかったのかもしれません。
子どもは、親や大人からいろいろな事を学びます。そして、良い事悪い事の判断を身につけていきます。しかし、それを学んでいない人はどうすればいいのか分からず逃げるしかないのかもしれません。
ギャンブル依存症の対応
ギャンブル依存症の人の対応は、家族だけでは解決しません。
ギャンブル依存症の人の夫や妻、パートナーが共依存している場合は特に難しいです。何故なら、どちらも解決を望んでいないからです。ですが、周りの家族や親戚、友人などは振り回されて大変な思いをします。家族の中で「このままではダメになってしまう」と思ったら医療機関への受診をお勧めします。
そして家族やパートナーは自分の心を取り戻すためカウンセリングを受けられるとよいと思います。