家族の介護に疲れていませんか?
介護と言ってもいろいろあります。
認知症、うつ病などの精神疾患、がんなどの体の病気などです。療養には家族の支えがとても大切です。
今回は、認知症の介護を中心にお話をしていきます。
ひとりで抱え込んでいませんか
ひとりで家族の介護をになって、精神的・体力的にきついと感じることはありませんか。
イライラしてついきつく当たったり、今の状態から逃げ出したくなったりする場合は、かなり疲れています。なるべく早くリフレッシュする時間を作ってください。
介護を協力してくれそうな家族はいますか?もし全部あなたに任せてしまっているようなら、あなたが倒れた場合どうするのか考えてもらってください。それも無理なようなら、地域の包括センターや役所の福祉課に相談してください。
家族の介護は子育てと違って先が見えません。今、出来ていることがだんだん出来なくなっていきます。今以上にあなたに負担がかかってきます。
「自分が我慢すれば」「誰も面倒を見る人がいないから…」「介護される人が、他人を家に入れたくないと言っているから」など我慢しないでください。
このまま頑張れば、いつかあなたが倒れてしまいます。そうなる前に、周りの人に相談してください。
介護される人の気持ち
介護される方の中には、「恥ずかしい」「ヘルパーを家に入れたくない」「家族が介護すればいい」などの感情があり、介護サービスを受け入れることを拒否する場合があります。そのため、介護サービスを受けずに家族に負担をかけてしまう場合があります。
自分の身体が思うように動かない、気力が無くなって何もやる気が起きないなど、年齢を重ねるといろいろな所に心身の変化が表れてきます。それを認めることは、自分は何も出来ないダメな人間なんだと思い込んでしまう事があります。そのため、イライラをぶつけてしまいます。
衰えたことを認めたくない、認めることが怖い。自分では薄々気がついていますが、それを他人に指摘されることには怒りが湧いてきます。
それを受け入れるには、時間がかかる場合があります。
精神的・体力的に追い詰められる前に
あなたの変わりはいません。
出来ないことや体調ことなど、介護される人や周りの人たちに伝えてください。今の状態が辛いのであれば、自分の心の逃げ場を作ってあなた自身を守ってください。
家族の介護は、精神的・体力的なことの負担が重くなる場合があります。自分自身をいたわりながら介護が出来たらと思います。