人間関係に疲れてしまう

人間関係に悩むことってありますよね。親、夫婦、友達、会社の同僚や上司、幼稚園や保育園に通っているお子さんがいればママ友との関係、ご近所づきあいなどです。

人と話す時気を遣ってしまう

話をしている間も相手の顔色を伺ってしまったり、こんな話をして気分を害していないか気になることがありますよね。

相手が不機嫌になっているのように感じてしまう、どうしてそのように感じてしまうのでしょうか。

それは、感情をキャッチするアンテナの感度が人より強く人間関係を壊したくないという思いがあるからです。

話を聞いているとき人は、いつも同じ状態ではありません。時にはちょっと退屈になったり目を逸らしてみたりします。

その時のちょっとした行動がアンテナに引っかかってしまい、機嫌が悪いのではないかこのまま人間関係が悪くなったらどうしようと思い込んでしまいます。話し終わってから相手がどう思っているのか気になってしまい、くよくよ考え込んでしまいます。人間関係が壊れる事を考え過ぎて精神的に疲れてしまいます。

いつも相手の意見に賛成してしまう

皆で意見を出し合って決めていこうとするとき、なかなか自分の意見を言えない事があります。意見を言ったことで拒否されて人間関係が悪くなったらどうしようと考えてしまいます。

自分の意見が受け入れられなかったらどうしよう、否定されたらどうしよう、自分は意見が言えるほど偉くないなど過剰に反応したり卑下したりする事があります。

それは、人から否定されることが怖いという思いが隠れているからです。周りの人たちは否定している訳ではないのですが、そう思い込んでしまいます。人間関係で嫌な思いをするなら初めから自分の考えを話さず周りの意見に従う事を選びます。過去に自分の意見を言って否定され人間関係が悪くなった経験があるのかもしれません。

頼まれごとを断れない

人からよく頼まれごとをされませんか?きっと頼りされていて、頼みやすいのでしょう。

でも、頼りになると思われて頼られる人と、いつも断らないからまたは便利だからと思われて頼られる人では全然違います。

ではどこが違うのでしょう。頼りになると思われている人は、自分が出来ること出来ない事をよく知っています。そのため、出来ない事は断りその理由もちゃんと相手に伝えて、納得してもらいます。そのため、人間関係は良好です。

頼み事を断ることが出来ない人はどうでしょうか。人から嫌われたくない気持ちが強く、本当はやりたくないのに引き受けてしまいます。

頼まれごとを断ると、自分の存在価値がなくなってしまうように感じ人間関係が壊れてしまうように思ってしまいます。ときには、いろいろな事を押し付けられて疲れてしまいます。

断る勇気が出ないのです。このような人は、親が子どもを勉強やスポーツなどで評価して結果が良くないと愛情を与えないという環境の中で育っています。そして親の言うことを聞かなければ愛情は与えられないと学んでしまいます。

頼みごとをした人を親と重ねてしまい断れば自分は否定されて愛情が貰えないと思い込んでしまう事があります。そのため、いちばん基本となる親との人間関係が結べていないので他人との人間関係に戸惑ってしまいます。

相手をいつも優先して自分の感情を抑えてしまう

いつも親や他人を優先させて、自分のことは後回しにしてしまう事ってありませんか?

自分の感情を押し殺してしまう。他人の目から見た自分を意識してしまう。人間関係を壊したくない、いい人だと思われたい。自分が我慢すれば人間関係は壊れないと思い込んでしまいます。

それは拒否されたくない、これ以上心を傷つきたくないと思っているのかもしれません。

過去に自分の感情を素直に出したとき、否定や拒否をされた経験がある場合があります。

子どもの頃の自分を思い出して

あなたは、どのような子どもでしたか?親との人間関係はどうでしたか?

勉強やスポーツなどが良く出来て、親にとっては自慢の子どもを要求されたりして、親に都合の良い子どもを演じなければ愛されない。

また精神的・身体的虐待が家庭の中で起こっていた場合は、感情を麻痺させることで自分を守ろうとします。

親はそんな事はしないと自分自身でなかった事にしたり、自分を責めたりしてしまいます。そして親との人間関係を維持するため自分の感情を抑えてしまいます。

このような場合、自分を肯定的に捉えることが出来なくなります。

親との信頼関係や愛情を受けられない中で育つと、他人との距離感や自分自身の肯定感がわからなくなり生きづらいと感じてしまう事があります。

相手に必要以上に気を遣ったり、自分の意見を言うことをためらい人の意見に賛成してしまったり、頼まれごとを断れなかったり、そのため自分の感情を抑えてしまい人間関係に疲れてしまいます。

何処かで吐き出さなければ、心が悲鳴をあげてしまいます。

そうなる前にカウンセリングをお勧めします。カウンセラーには守秘義務があるためご相談内容は、他に漏れることはありません。安心してお話ください。

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