恋人が出来ても長続きしない
付き合っても長続きしないということはありませんか?ただ単に相性が悪い場合もありますが、何回も続いてしまうと何か原因があるのではないかと思ってしまいます。
初めは上手くいくのになぜ?
相手から告白されて付き合っても、途中で上手く行かなくなってしまう。自分では、なぜそうなるのか分からないということはありませんか?
突然相手から別れを告げられてしまう、または徐々に距離を取られてしまう。そんなことが続けば、気持ちは落ち込んでしまいます。
なぜ、恋人が出来ても長続きしないのでしょうか。もしかしたら、お互いに相手に求めていることが違うのかもしれません。
例えば、相手が対等な恋人関係を望んでいるのに、あなたは相手に依存的な関係を求めているということです。
依存する人は楽ですが依存される人は、精神的にとても辛いです。初めは依存されても嬉しいのですが、依存されることが大きくなると相手が受け入れられなくなってきます。そして疲れて去ってしまいます。それが原因で、恋人が出来ても長続きしないのかもしれません。
そうするとあなたは、見捨てられたと思い心が傷ついてしまいます。
お互い依存することは必要ですが、一方に依存度が高いと関係が崩れてしまいます。依存することが愛情表現だと思っているのかもしれません。
そばに誰かいないと不安になる
いつも付き合っている彼氏や彼女がいないと不安になる人。付き合っている相手が短期間で変わる人。
そのような人は、そばに誰かいないと不安になる人です。
電話しても出てくれない、メールの返事がすぐ来ないなどのことで相手が自分を大切にしてくれないと思って不安になったりしませんか?
その不安を相手にぶつけて、怒ったり泣いたりして自分の感情を抑えられなくなってしまいます。そうすると相手は戸惑ってしまいます。
このようなことが何回も続くとお互い疲れてしまい、恋人が出来ても長続きしないことになってしまいます。そして、また新しい人を探して同じことを繰り返してしまいます。
なぜ不安になるのでしょうか。それは、自分自身では気づかない心の中の空洞を埋めるためです。
子供だった頃、親はどのようにあなたに接して来たでしょうか。傍にいてくれない、話しかけても無視されてしまうなど不安や寂しさを感じてしまうことがありませんでしたか?
子供だったあなたは、もっと親から愛情がほしいと思っていたのではないでしょうか。大人になってから無意識のうちに、相手に親の愛情を求めているのかもしれません。
相手との距離感がわからない
せっかく付き合うようになったのに、相手が自分を避けるようになったと感じたことはありませんか?
相手に自分のことを分かってほしくて一生懸命話をするのですが、何故か何回も会って話をするうちに相手に避けられてしまう。相手との距離感が分からなくなってしまう。そして、恋人が出来ても長続きしなくなってしまいます。
自分では一生懸命なのに何故か相手には伝わらない…。悲しいですよね。
同性の友達付き合いは、上手くいっていますか?楽しくおしゃべりをしていたつもりでいたのに、どうしてそうなったかが分からないことってありませんか?
親しい友人がいなかったり避けられているように感じた場合は、何か原因があるのかもしれません。
早く友達と親しくなりたい、自分のことを分かってほしいと思って一方的に話していませんか?
相手のことも分かろうとしないで、自分のことばかり話していると相手に嫌な思いをさせてしまいます。それが何回も続くと相手がだんだん距離を取るようになります。
自分のことを分かってほしいと考えるのは、相手も同じです。ちょっとした自分の言動を振り返ることも大切です。
愛着障害を知っていますか?
愛着障害は、親から愛情を感じられず育った人に起こりやすいと考えられています。
あなたと親の関係はどうでしたか?いつも一人ぼっちで孤独を感じていませんでしたか?
子どもにとって必要なのは、親に抱きしめられたり、優しい顔で微笑まれたり、手を繋いだりなど安心して過ごせる場所です。
とくに幼少期は親の無償の愛情が必要です。その時親の愛情を受け取れなかった場合、その後の人間関係に大きな影響を及ぼします。
人との距離感が分からず、人との接触を拒否して孤独になったり、また必要以上に相手に甘えるなどしてしまいます。
無意識に親の愛情を恋人や友達に求めてしまいます。しかし、それは叶わないことです。恋人や友達は親ではないのですから。恋人が出来ても長続きしないのは、子どもの頃の親との関係が影響しているのかもしれません。